暴力にあったとき子どもたちができること


「いや」と言っていいよ
逃げることもできるよ
誰かに相談しよう


信じる力を支える力に

~安心して暮らせる地域づくりを~

 CAP(キャップ)は、子どもたちがいじめや虐待、誘拐、性暴力などのあらゆる暴力から、大切な自分のこころとからだを守るために何ができるかを、劇や話し合いを通して伝えていく人権教育プログラムです。

子どもたちは誰もが「安心」「自信」「自由」の権利を持っています。それは食べたり寝たりすることと同じように生きていくためになくてはならない大切な「人権」です。暴力はこの人権を侵し、子どもたちが生まれた時から持っている色々な素晴らしい力や可能性、時には命をも奪うものです。

 CAPプログラムは、暴力を許さない社会を作るため、また地域全体で子どもたちを支援していくため、学校や保育所・幼稚園などと、家庭、地域の三者が協力して、子どもたちの周りの環境を安心できるものにするお手伝いをします。


CAPプログラムの内容


おとなワークショップ

CAPプログラムは、子どもワークショップのみの実施はできません。子どもワークショップを実施する前には、必ずおとなワークショップを行います。

子どもたちが暴力から自分を守るためには、子どもを支えるおとなが、子どもの人権、暴力を受けた子どものサイン、暴力の被害にあった時や嫌な思い、怖い思いをした時の相談先の情報、子どもの話の聴き方のコツなどを共有し、学んだことを日々の生活でも活用していくことが大切です。

CAPおとなワークショップには、児童養護施設職員・保育士・幼稚園や学校の教職員・民生委員・学童指導員などの専門職向け、地域のおとな向け、保護者向けなどがあり、おとなワークショップのみの実施はできます。

子どもワークショップ

CAP子どもワークショップは、年齢や発達に応じて、内容や実施時間が異なります。しょうがいのある子ども向けのCAPスペシャルニーズプログラムもあります。

子どもたちは、ロールプレイや人形劇、話し合いなどを通じて、安心して楽しく暴力防止や人権について学びます。